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2019-03-04

北名古屋市は合併しない?その理由

【名古屋のベッドタウンとしての位置づけと、合併へのハードル】

愛知県では古くから村の合併を行い、数々の村や街並みに変化がありました。
北名古屋市は、明治初期には春日井郡に属していて、明治39年には師勝村、西春村が生まれ、昭和39年にはそれぞれ町となりました。
そのまま名古屋市のベッドタウンとして人口を増やし、平成18年3月に合併をし、北名古屋市となって現在も発展を続けています。

そんな北名古屋市ですが、平成28年6月、現在の北名古屋市長・長瀬保市長は、名古屋市との合併を前向きに検討するとの発表をしました。市民の皆さんの反応はというと、賛成が過半数を超え、(56%)意見が分かれています。

北名古屋市が他の市との合併が難しいといわれているのは、問題点がいくつか挙げられるからです。

・名古屋市では下水道の構造が合併に適しておらず、下水道普及率が低い

・北名古屋市には田園地帯が多く、市町村全体の財政が厳しい

しかし、名古屋市の現在の市長・河村たかし市長はかなり前向きな姿勢で、現在の北名古屋市の空いている土地を、地域の産業発展のために企業を招くのに使用できることなどを大きくメリットにあげています。

市民からしたら市役所が遠くなる、住所が変わってしまうなどのデメリット面も気になるところですが、今回の合併検討の発表では市民からの肯定的な意見も多いようです。

向かうところ2~3年は、北名古屋市の合併についての動向が気になりますね。

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